【北原文子さん連載コラム】歯科医院を見学するならここを見て !
- 歯科衛生士コラム
歯科医院見学では、自分の働く医院がどのような特徴や環境なのか。満足して働くことができるのか。がとっても重要となってきます。就職してから、こんなんじゃなかった。あの時言っておけばよかった。となる前に自分の就職する歯科医院が自分に合った歯科医院かどうかを見極めるために見学の際に具体的に見ておきたいチェックポイントをお話いたします。
チェックその1 仕事内容(歯科衛生士)
まずは、歯科医院で歯科衛生がどのように活動しているのか、どのような仕事を行っているかをみていきましょう。具体的には、
- 予防処置をどのくらいの割合で行っているのか(業務内容と時間)
- 担当制か否か
- 自費や物販のノルマはあるのか
- アシスタント業務範囲や受付対応がどのくらいの割合なのか
実際に働いている歯科衛生士さんを見ることで自分がここで務めた場合のシミレーションがとれます。
チェックその2 職場の人間関係
毎日一緒に仕事をする医院スタッフとの人間関係は、仕事内容以上に重要な割合をしめます。女性の多い職場でもあるので、職種によっての違いや、仕事と休憩時間での差がないかどうかも大きなポイントになります。
- 休憩時間のスタッフさんの表情はどうか
- 休憩中の会話の割合がネガティブではないか
- 患者さんの悪口などは言っていないか
- 雰囲気はどうか
- 院長とスタッフの関係はどうか
- チーム構成があるのか、ないのか(一定のグループがあるのかどうか)
など休憩時間は各スタッフの素顔を見ることができます。リラックスしている時間で人間性を垣間見ることができるでしょう。
チェックその3 衛生管理や職場環境
衛生面の不快を感じるようであれば来院されている患者さんも同じように感じているはずです。
- 院内の清掃はどうか
- 洗面所やトイレの掃除は行き届いているか
- スタッフが着用しているユニフォームの清潔感はいかがか
- 空調や空気がきれいか、換気や臭いはこもってないか
- 医局の環境はととのっているか(休憩できるスペースはどうか)
1日過ごす院内ですから、環境が整っているか、また休憩をとる時間やスペースはきちんと確保されているかで疲労感も仕事へのエネルギーも違ってきます。気持ちよく働くためには重要なポイントでしょう。
新しい職場となる医院見学は、事前に見ておく注意点をしっかり確認することで、医院の情報をたくさん収取することができます。見学で得る情報が多いと面接の際にも大いに役立つことでしょう。