歯科衛生士の職歴記載で気をつけたいポイント

  • 歯科衛生士

― 試用期間中の退職や「職歴詐称」にならないために ―

歯科衛生士として転職活動を行う際、多くの方が悩むのが「職歴の書き方」です。特に、試用期間中に退職した場合は職歴に書くべきか、短期間で辞めた職場を理解してもらえるのかと不安を感じる方も少なくありません。
本コラムでは、歯科衛生士の就職・転職活動において、職歴記載で注意すべきポイントと、職歴詐称とみなされるケース・みなされないケースについて分かりやすく解説します。

1.職歴は「正確性」が最優先

履歴書や職務経歴書において最も重要なのは、事実を正確に記載することです。勤務期間・雇用形態・職種などを意図的に偽ったり、省略したりすると、後々「職歴詐称」と判断される可能性があります。
歯科医院側は、技術や経験だけでなく「誠実さ」「信頼性」も重視しています。多少不利に思える経歴であっても、正直に記載した方が結果的に評価されやすいケースが多いのです。

2.試用期間中に退職した場合、職歴に書くべき?

歯科衛生士の転職相談で特に多いのが、「試用期間(1〜3か月)で退職した場合、職歴に書かなくてもいいですか?」という質問です。
結論から言うと、原則として“勤務実態があった場合”は職歴に記載するのが望ましいとされています。
たとえ短期間であっても、

  • 雇用契約を結んでいる
  • 給与が発生している
  • 実際に業務に従事している

このような場合は「就業経験」に該当します。
ただし、面接時に必ずしも詳細な説明を求められるわけではありません。履歴書には簡潔に記載し、面接で理由を補足説明できるよう準備しておくことが大切です。

3.短期間退職=マイナス評価ではない

試用期間中の退職や早期退職は、必ずしも悪い評価につながるわけではありません。
歯科業界では、・教育体制が想定と違った・業務内容が聞いていたものと異なった・人間関係や診療方針が合わなかった
といった理由で、早期にミスマッチに気づくことも珍しくありません。
重要なのは、「なぜ辞めたのか」を前向きに説明できるかどうかです。
「自分のスキル不足で…」と過度に自分を下げる必要はありません。「長く働くために、環境や方針を見直した結果です」といった説明で十分伝わります。

4.職歴詐称と判断されやすいケース

一方で、以下のような行為は職歴詐称と判断される可能性があります。

  • 実際には勤務していない医院を記載する
  • 勤務期間を実際より長く書く
  • 正社員ではないのに正社員と記載する
  • 試用期間中の退職を意図的に隠し、後で発覚する

特に、入職後に過去の経歴と異なる事実が判明した場合、信頼関係の崩壊につながる恐れがあります。
歯科医院は少人数体制の職場が多く、「一緒に長く働けるか」「安心して患者さんを任せられるか」を重視しています。小さな虚偽が大きな不信につながる点は、十分に注意しましょう。

5.職歴に自信がない場合は、書き方でカバーできる

職歴に不安がある場合でも、書き方や伝え方で印象は大きく変わります
例えば、

  • 業務内容を簡潔にまとめる
  • 学んだこと、得た気づきを添える
  • 今後どう活かしたいかを明確にする

このように整理することで、短期間の経験も「意味のある職歴」として伝えることができます。

まとめ

歯科衛生士の職歴記載において大切なのは、隠さないこと・盛らないこと・正直に伝えることです。
試用期間中の退職や短期間勤務は、決して珍しいことではありません。重要なのは、その経験をどう受け止め、次の職場でどう活かすか。
正確で誠実な職歴記載は、あなた自身を守るだけでなく、長く安心して働ける職場と出会うための第一歩になります。DEN-PRO歯科衛生士は歯科衛生士さんの新しい職場選びのサポートをしております。是非ご利用ください。