就活中の歯科衛生士必見!求人案内から読み取るべき5つのポイント

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4人中3人の方が転職を経験

歯科衛生士の仕事に対するやりがいを調査した結果(出典:歯科衛生士の勤務実態調査報告書 公益社団法人日本歯科衛生士会 )では88.7%の方がやりがいを感じています。
歯科衛生士はやりがいのある仕事でありますが、実は離職率も高いことをご存知ですか?
なんと勤務先を変更した事のある方は74.4%にもなります。4人中3人の方が転職を経験している状況です。意外と多いですね!
転職の主な理由としては、「出産・育児」が 13.7%、「結婚」が12.0%、「職場の人間関係」が 10.5%、「仕事内容のレベルアップのため」が9.0%、「家庭の事情」が 6.6%、「仕事内容への不満」が 6.4%、「給与・ 待遇の面」が5.4%と調査結果があります。
約75%は出産・結婚以外の理由です。
特に多い理由である「職場の人間関係」「仕事内容のレベルアップ」「仕事内容への不満」「条件面」に関してはある程度事前に情報を得ることが可能です。

弊社でも歯科専門求人サイトDEN-PROを運営しておりますが、学校求人や求人サイトに出ている歯科衛生士求人票からその内容を見ていきましょう!

求人票からみる注意したい5つのポイント

アットホームな環境!と書かれているコメント

この内容で記載がある求人は結構多いと思います。しかし、殆どが漠然とアットホームな歯科医院と記載が多く、むしろPRすることが無いので記載している文面が多いのかもしれません。具体的な内容が記載されていると安心しますよね。
安易に真に受けることは無いと思いますが、実際に見学して確かめてみましょう!

社会保険?国民健康保険?

医療法人や常勤5名以上のいる歯科医院では社会保険に加入していなければなりません。もし、この条件で社会保険に加入していない歯科医院は法律違反をしていることになりますので避けた方が良いです。

資格支援、講習会費用負担は怪しい

求人票の多くに記載されている内容ですが、本当に実施されているクリニックは意外と少ないと思います。また、全額負担・半額負担・自己負担など講習会によって異なるケースもありますので、確認する場合は就業規則などを確認しておくと良いでしょう。歯科衛生士としてスキルアップできる講習会は多くあります。サポートしてもらえる歯科医院が良いですね。

就業規則 / 労働条件通知書がない

常時10名以上いる歯科医院では就業規則がなくてはいけません。違反すると罰則もあります。また労働条件通知書は労働基準法では「入社時に労働条件について書面で明らかにしなければならない」と定められており、企業は労働条件通知書を必ず交付しなければなりません。
万が一、「労働条件が書面にて明示されていない」「通知した労働条件の内容が、労働基準法で定められたルールを満たしていない」などがあった場合には、30万円以下の罰金が科されます。自分が働く職場が法律を守らないのは嫌ですよね?

勤怠管理がルーズ

出退勤の管理もそうですが、残業・休日出勤・休憩時間などがしっかりと運用されていないこともしばしば。特に医療業界で多いようです。急な患者さんが来られたり、治療が長引くこともあります。また、セミナー・講習会・勉強会などの参加などが勤務外で行われるケースも少なくありません。

興味を引く歯科医院を見つけたら

就職活動をする上で、一番大事になることは実際に見学に行くことです。
また、ご自身がどんな歯科医院でどのような仕事をしたいのかを考えるておくこと。
もし、なかなか見学に行くことが出来ない方は、弊社が運営する求人サイトDEN-PROのバーチャル医院見学(動画求人)を是非ご覧ください!
実際に見学に行けなくても見学した体験ができます。

DEN-PRO歯科衛生士
https://dh.den-pro.com/

見学時に同時に面接を実施することもありますが、その場合は出来るだけ1日見学をお勧めいたします。1時間程度の見学だけでは雰囲気も含めて理解できないこともあります。
面接のするときには是非、以下の内容を質問してもらえたらと思っています。

院長先生が求める人材像を聞く

  • 仕事面で求めるスキル(先生は歯科衛生士に何をしてもらいたい?)
  • 仕事面で求める人物像(仕事をする上で何を重要視している?)
  • 歯科医院の社員として求める人材像(コミュニケーションの取り方)

条件面の話よりも長く勤務するために知っておくべき内容だと思います。

全国に約7万件の歯科医院がありますので、歯科衛生士求人もたくさん出ています。
ただ、すべての歯科医院は同じ条件ではありません。是非ともご自身の働きたい歯科医院でご勤務して頂けることを願っています。